トランプ米大統領の関税政策により世界の株式は乱降下しています。
全くもって先が読めず、資産運用を始めようとしている人もすでに始めている人も不安の日々を過ごされているのではないでしょうか。
今月は波乱相場時の対処法について、一般論ではありますがとても大事なポイントを紹介します。
●過去の株価大暴落とその回復期間
株価の大暴落から回復までの期間は暴落時の状況で異なりますが、1929年の世界大恐慌(ピーク時から最大83%資産減少)時でさえ、約15年で回復しています。
他にも、
1973年オイルショック(43%下落、4年で回復)、
1987年ブラックマンデー(30%下落、2年で回復)、
2000年ITバブ崩壊(45%下落、6年で回復)、
2008年リーマンショック(50%下落、5年で回復)、
2020年新型コロナ(34%下落、5か月で回復)
とありました。 このように、暴落の原因や市場環境によって下落率や回復期間は異なりますが、歴史上、いずれの暴落も最終的に市場は回復してきました。
そして経済は成長を続けているのです。市場の回復を考えると、長期的な視点で投資を考えることが重要であるとい
えるでしょう。
●波乱相場時の対処法
株式市場が大きく変動する波乱相場は、投資家にとって不安を感じやすい時期です。
しかし、適切な対処法を知っておくことで、リスクを抑えながら資産を守り、場合によってはチャンスに変えることも
可能です。 1.冷静さを保つ:相場が急変すると、感情的な判断をしがちです。
狼狽売りや慌てて買い増しをするのは避け、冷静に状況を分析することが重要です。
2.長期的な視点を持つ:短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な成長を見据えた投資を心がけましょう。
3.分散投資を徹底する
4.マイルールを明確にしておく:投資をする際には、あらかじめ「〇%下落したら売却する」といった損切りルールを決めておくことも重要です。
これにより、損失が拡大するのを防ぐことができます。
●まとめ
これからも戦争や飢饉・地震災害など世界経済を大きく揺るがす大事変が起こるでしょう。
その時にどの程度の損失を心理的・経済的に受け入れられるか?「リスク許容度」を考えておくことも大事です。
暴落時に冷静でいられるか?私はその点自信がありましたが、いやいや実際に日に日に暴落していく資産をただ眺めているのは怖くて辛くて投げ売りしたことが2度3度あります。
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