OneDrive便利な使い方
職場と自宅のパソコン間で、またはスマホとパソコン間でファイルを共有したいけれど、USBメモリは面倒だし、Dropboxはセキュリティの面で心配…」等、そんな不満や心配はありませんか?
今月は、ネット上のクラウドサービス「OneDrive」の便利な使い方についてご紹介します。
OneDriveとは?
「OneDrive」はマイクロソフトの無料で5GBまで利用できるオンラインストレージ(ネット上のデータ保管場所)です。
Windows 10パソコンでは標準でインストールされており、スマートフォンのブラウザからも利用でき、デバイス間で簡単にファイルをやりとりできます。
Microsoftアカウントさえあれば簡単に使用できます。
仕事場と自宅、外出先など、別の場所や別のデバイスからでも同じファイルを操作できます。
例えばスマートフォンやタブレットがあれば、出張先や移動中に資料のファイルを確認することができます。
友だちと行った旅行の写真をOneDriveに保存して「共有」すれば、友だちみんなに写真のデータを送らなくても、写真を見せることもできます。
OneDriveの新機能「個人用 Vault」
2019年10月より日本でOneDriveの新機能「個人用Vault」が提供されました。
個人用Vaultは金庫のようなアイコンで表示される特別なフォルダで(「Vault」は「金庫」の意味)、通常時はロックがかかっていて、メールなどの特別な認証でロックを解除し、ファイルを出し入れします。
本人確認の強固な認証を施すのでOneDrive 通常のフォルダより安全性が高く、重要な書類などを保存するのに適しています。
そのまま放置していても、PCなら20分後、モバイル端末なら3分後に自動ロックされるので、鍵のかけ忘れも心配ありません。
無料版OneDriveの制限
無料版OneDriveは個人用Vaultに保存できるファイルは3つまでに制限されています。ファイルが3つを超えると、最後のファイルが同期できずエラーが表示。
無料版では、本当に重要なファイルに絞る必要があります。
有料の「Microsoft 365 Personal」プランでは無制限なので、フル活用したい場合は利用を検討するといいでしょう。
まとめ
無料版ではファイルが3つまでと制限があるものの、保管されたデータは自動的に暗号化され、たとえデータが外部に流出・漏洩しても認証キー無しでは解読できません。
デジタルの世界なので100%絶対安心と断言できませんが、スマホや他のPCからでもアクセスできるので大事にしたいデータを預けておくのに適しています。
大きな災害が頻発する昨今、特に水に弱いデジタルデータは自分のパソコンやスマホの中にのみ保存しておくのではなく、頑強なクラウドサービスにも併せて保管しておくことをお勧めします。
●OneDriveダウンロードページ ( 無料Windwos10標準アプリ) https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/download
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