お金を増やしたい、NISAを始めたい。資産運用に興味を持ち始めたものの、「あまりに情報が多すぎて、何から始めたらよいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
今月は資産運用を始める前知識、始めるまでのステップや心構えについて紹介します。
●資産運用の種類・方法
2024年から新NISAがスタートし、資産運用といえばNISA、という考えが一般的です。
しかし資産運用の種類はほかにもあり、円預金、外貨預金、保険、債券、投資信託、株式投資、不動産、金、私的年金iDeCo、ロボアドバイザーなどなど多種多様な金融商品・制度があります。
これら資産運用のどれが一番いいのか?儲かるのか?これは全くもって人それぞれで正解はありません。
運用する人の年齢や収入や資産、目的、家族構成などによって変わってきます。
また資産運用の大原則「長期・分散・積立」の分散という観点からも1つの方法のみで資産運用せず、いくつかの方法や商品に分散して運用しましょう。
●初心者は何から始めるべきか?
資産を形成していくうえで最初にやることは「支出の見直し」です。
支出を見直すことで、投資に回せる金額を増やしたり、生活にゆとりをもたせたりすることができます。
まずは家計簿をつけて支出を把握し、削れるところ は削って節約し、月に千円で三千円でも良いので小額から資産運用を始めましょう。
退職金などまとまった資金がある場合は無計画に一括で大金を1つの金融商品に投資するのは危険です。
投資金額が大きいほど失敗した場合の損失が大きく、損失を回復するまで時間がかかるので60代以降からの資産運用は元本を減らさない守りの資産運用に徹しましょう。
資産運用にはリスクが付き物。知識がないまま始めると、誤った選択をして大きな損失を出してしまうかもしれません。
しかし「100%理解してから始めよう」とすると、いつまで経っても始められません。
まずは資産運用の書籍を2~3冊読み、最低限の基礎知識を身に付けて、実際に運用しながら少しずつ学んでいくのが堅実的な資産運用の始め方です。
●まとめ
いまや4人に1人がNISA口座をもち資産運用する時代。しかし資産形成に絶対の正解はなく、運用方法は人それぞれ。30代貯金0円・家庭持ちと50代貯金1000万円・独身では運用の目的も方法も違ってきます。
投資ブームのいま、巷には資産運用・投資関連の情報が玉石混淆溢れて、なかには危険な詐欺まがいの情報や勧誘も。高齢者を中心に被害は後を絶ちません。
本誌では私の失敗談も含めて読者の皆様には良質な投資情報をお届けしていきます。こうご期待ください!

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