金利上昇中、余剰資金の預け先①

金利上昇中、余剰資金の預け先① 00.資産運用

 長らく続いた「超低金利時代」が終わり、日本でもいよいよ「金利のある時代」がやってきました。日銀の利上げにより、大手銀行の定期預金金利が0.46%程度まで引き上げられるなど変化が見られますが、注目したいのが個人向け国債の金利(変動10年:約1.80%)です。
 今月は、は余剰資金の堅実な預け先として再注目されている「個人向け国債」の基礎を分かりやすく解説します。

●なぜ今「金利のある時代」なの?
 これまでは「銀行にお金を預けても利息は数円程度」という状態が続いていました。しかし、物価の上昇に伴い日銀が政策金利を引き上げたことで、世の中全体の金利が上昇傾向に転じたのです。
  タンス預金や超低金利の普通預金に置いたままでは、物価上昇に追いつけず、実質的にお金の価値が目減りしてしまいます。そこで、安全に金利の恩恵を受けられる預け先を見直すタイミングが来ています。

●「変動10年」と「固定5年」、どちらを選ぶ?
 個人向け国債は元本割れの心配がなく、国が発行する安全資産の代表格です。中でも人気なのが「変動10年」と「固定5年」。代表的な選択肢はこの2つです。
・変動10年:半年ごとに金利が見直され、今後さらに金利が上がれば自動でその恩恵を受けられます。
・固定5年:現在の高い金利を5年間そのままキープできます。
  「今後も金利は上がりそう」と思うなら変動10年、「今の高金利のうちに固定したい」なら固定5年、と考えるとシンプルです。
どちらも1万円から購入でき、証券会社や銀行の窓口・ネットで申し込めます。

●購入・運用時の3つの注意点
 国債は国が元本と利息を保証する極めて安全な商品ですが、以下の3点を押さえておきましょう。
①1年間は解約不可 購入後1年間は原則引き出せません。当面使わない「余剰資金」で購入しましょう。
②1年経過後の解約はペナルティあり  いつでも中途換金可能ですが、直近2回分の利子相当額が差し引かれます(元本割れはしません)
③最低保証金利(年0.05%)  万が一、再び超低金利になっても、年0.05%の金利は保証されています。

まとめ
 「お金は安全な銀行に置きっぱなし」から一歩進んで、国が発行する安全な国債で少しでも利息を増やす。これだけでノーリスクで年数千円〜数万円の差が生まれます。
 「株や投資信託はリスクがあって怖い、でも普通預金のままではもったいない」—そんな方の資産運用『最初の一歩』に。安心して保有できる選択肢の一つです。

 

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