会社勤めの多くの人にとって、税金は「年末調整で終わるもの」でした。しかし、離職・定年・再雇用・副業開始といった人生の転換期では、税金のルールそのものが変わります。この変化に気づけるかどうかで、手元に残るお金は大きく差がつきます。
今月は、人生の転換期における確定申告を行う意義とポイントをご紹介します。
●転換期、税金は「自分で管理」へ
現役時代は、会社が年末調整をしてくれるため、税金について深く考える必要はありませんでした。しかし、退職や再雇用、副業を始めると、給与・年金・事業収入などが混在し、税金は自動では調整されなくなります。
この状態を放置すると、本来は払わなくてよい税金や保険料を、知らないうちに多く支払ってしまうことがあります。これまでの「会社まかせ」の仕組みが通用しなくなる人生の転換期こそ、確定申告のメリットが最大化します。
・退職・再雇用の罠:年の途中で給料が下がると、前半の高い給与水準のまま税金が引かれがち
です。確定申告で年間収入を正しく計算し直せば、数万〜十数万円が戻る可能性があります。
・退職金の落とし穴:手続き漏れがあると、退職金に一律20.42%の税金がかかることも。
確定申告を行えば、本来使える控除を適用し、払い過ぎを取り戻せます。
●確定申告は「損を防ぐ手続き」
確定申告というと、難しい節税テクニックを想像するかもしれませんが、人生転換期においては考え方が少し違います。 医療費や社会保険料、収入の減少などを正しく申告することで、払い過ぎた税金が戻るだけでなく、翌年の国民健康保険料が軽減されやすくなります。
さらに確定申告を経験することは、単にお金を取り戻す以上に以下のようなの価値があります。
①還付金:払い過ぎた税金が口座に戻ります。
②保険料対策:翌年の国民健康保険料や住民税を抑える
③マネー知力:転職・副業・老後で損をしない判断力
●まとめ
人生の転換期は、働き方だけでなく税金のルールそのものが切り替わります。このときに確定申告を経験しておくと、税金は「難しいもの」から「自分でコントロールできるもの」へと変えられます。
さらにインフレ時代のいま、資産形成で大切なのは増やすことよりも失わないこと。確定申告は、誰でも使える最も現実的な“守りの武器”です。転換期だけに限らずぜひ確定申告に挑戦し、「税金で損をしない考え方」を身につけましょう。税を味方につけることは、堅実な資産運用の第一歩です!
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人生転換期の確定申告


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