クラウドはインターネット上のデータ保存場所を指し、クラウドバックアップはパソコンにデータを保存し、同時にクラウドにもバックアップすることです。
これにより、故障や災害時でも重要なデータを守ることができます。
クラウドサービスはデータを預けるだけでなく、データのバックアップ先としても利用できます。
今月はクラウドバックアップの利点や、主なクラウドサービス・バックアップソフトをご紹介します。
クラウドバックアップの利点
そもそもデータを個々のパソコン内ではなく最初からクラウドに保存すれば、大事なデータはいつでもどんな時でもネット上のクラウドにあるので、どこにいてもデータにアクセスでき、且つバックアップにもなります。
しかし、ネットが使えなくなる災害などの場合、クラウドへのアクセスが制限され、データにアクセスできなくなります。 大事なデータをネット上だけに預けておくのもセキュリティ的に心配になります。
クラウドバックアップは大事なデータを手元のパソコン内や外付けハードディスクなどに保存しつつ、同じデータをクラウド上にもバックアップします。
ネットが利用できなくなっても手元のパソコン内にデータがあるので安心です。
主なクラウドサービス
クラウドサービスはどのサービスも約5GBの無料容量を提供しており、プライベートな文章や表計算ファイルなどのバックアップには十分です。
しかし、多量のファイルや写真・動画ファイルがある場合は有料のクラウドサービスが必要です。
最近では、クラウドサービスの大容量化・低価格化が進み、個人でも手軽に利用できるようになりました。
また、大手企業がサービスを提供しているため、倒産やサービス終了の心配はほとんどありません。
具体的には「Google ドライブ:100GB 年間2,500円」、「OneDrive:100GB 年間2,440円」、「Dropbox:2TB14,400円年額」などがあります。
クラウドバックアップソフト
クラウドにも対応しているバックアップソフトを2つ、下記に紹介します。
どちらも無料で使い方も難しくありません。
これらソフトはタイマー機能も付いて毎日決められた時間に決められたファイルを自動でクラウドにバックアップできます。
初期設定では「差分バックアップ」、新規ファイルや変更のあったファイルのみがバックアップ対象になるので、バックアップに要する時間は数分で完了。 手間暇かけずに大事なデータを守ります。
まとめ
1年間2,500円程度で100GB の安全なクラウドにデータを預けられるのは魅力的です。
ただし、ネット障害などが心配な場合は、手元にもデータを残しておきたいと思うかもしれません。
そこで、手元に大切なデータを残しつつ、同時にクラウドにもバックアップする方法を模索してみました。
失う前に、大切なデータを守るためにクラウドを積極的に活用しましょう!
●EaseUS todo Backup:https://jp.easeus.com/backup-software/free.html
●Bunbackup:http://nagatsuki.la.coocan.jp/bunbackup/
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