米国株やAI関連が大きく伸びた一方で、「そろそろ下落が来るのでは」と不安の声も増えています。NISAを始めた方の多くは、「次は何をすればいいのか」と迷っているのではないでしょうか。未来の相場を正確に予測できませんが、備えることはできます。
今月は、暴落に強い資産づくりの考え方と、具体的なポートフォリオ例をご紹介します。
●全世界オールカントリーだけでは不安な理由
オルカンやS&P500などの株式100%で積み立てている方は多いですが、株式だけの運用には大きな弱点があります。
株式は長期では成長が期待できる一方、短期では急落に非常に弱く、リーマンショックやコロナショックのように、数週間で30〜50%下がることもあります。
そこで大切になるのが、値動きの違う、株式以外の資産と組み合わせる「守りの設計」です。
●暴落に強いポートフォリオ例
初心者でも取り入れやすい、暴落に強いファンドと組み合わせ比率をご紹介します。
・メイン「オルカン」…60%
・サブ①「ニッセイ・4または8資産均等型」・・・20%
株・債券・REITなどに分散し、値動きが穏やか。直近1年のリターンはおおむね
+10%前後。
・サブ②「eMAXIS Neo(AI・宇宙など)」・・・10%
テーマ株で値動きが大。直近1年は+40%前後と好調だが、下落時は大きいので
“スパイス枠”として少量。
・サブ③ 個人向け国債(変動10年)・・・20%
元本保証の超安定資産。利回りは現在1%前後。暴落時でも値下がりせず、安全資金の置き場に最適。
●現金(キャッシュ)の役割も忘れずに
暴落に強い資産づくりで最も大切なのが現金です。
生活費の半年〜1年分の現金預金があれば、暴落時に投資を売らずに済み、心の安定にも。特に60代以降は、医療費や突発費用も考えて多めの現金保有が安心です。
●まとめ
歴史上、大きな暴落は定期的に訪れており、これからも必ず訪れるでしょう。それはある日突然かもしれません。
だからこそ、どんな状況でも耐えられる“守りの仕組み”を整えておくことが、資産づくりの成功に欠かせません。
資産運用を始めたばかりの方や、資産運用期間が短くなる50代以降の方は、ぜひ一度ご自身のポートフォリオを見直し、オルカンやS&P500だけでなく、債券・バランスファンド・国債・現金など、“守りの資産”も取り入れてみてください。
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