お子さんのセキュリティ対策
全国の小中学校にパソコン・タブレットが「一人1台」支給される国の政策が決まりました。また、昨今のウィルス騒動でオンライン授業の普及も進み、子供のネット利用に不安を感じている保護者は少なくないでしょう。今月は子ども向けのインターネットセキュリティ対策についてご紹介します。具体的な対策、保護者が注意すべきポイントなどを分かりやすくお伝えします。
親が知っておくべき基礎知識
ネットを介せば簡単にさまざまな情報を得て、広く友人と交流を持てるようになりますが、ネットの裏に潜む危険もあります。ネットいじめ、アダルトな有害情報、援助交際、誘い出し・・・etc。LINEなどのSNSで簡単に顔写真や個人的な情報を発信できるので、子どもが被害者になる危険があり、また何気ない発言で加害者になってしまうという危険もあります。特に子供たちにも使用率の高いLINEは、スタンプや絵文字など使えてとても便利で面白い反面、夢中になるあまりに使用時間が長引き、巧みな誘いで被害に遭う子どもは年々増加しているので注意が必要です。
家庭内でルールを決める
すでにお子さんがスマホなどを利用している場合は新たに家庭内ルールを作るのは難しいかもしれませんが、しかしもしこれまで何もルールを決めずに野放しにネット利用を子どもたちにさせていたのなら少々無理をしてでも、ある一定のネット利用の家庭内ルールは決めておくべき。ルール作りのポイントは、親が一方的にルールを決めるのではなく、お子さんと話し合って、お互いに納得して明確にルールを決めること。具体的には・1日の利用時間、時間帯・使用するアプリやネットサービス・してはいけない行為の確認(課金、見知らぬ人との交流、個人情報を記載しないetc) また、困ったときは必ず大人に相談すること、ルールを守らなかった時どうするかも決めておき、定期的に話し合い、確認することが大事です。
各種ツールと有効な設定
有名どころのセキュリティソフトには「ペアレントコントロール」という、子供に有害なサイトをブロックしたり、インターネットに接続できる時間を制限したり、特定のアプリケーションを起動させないようにしたりする機能を備えています。ほか、スマホ・タブレットでは見せたいサイトを見せたい時間だけに限定する方法も有効です。(下記参照)
まとめ
子供たちの「家出したい」「死にたい」そんな悲惨な嘆きがSNSで溢れてしまうのは何故なのでしょう?ゆっくりじっくり話を聞いてくれる信頼できる大人が近くにいないから、ではないでしょうか。子どもを危険から守るためにも、頭ごなしに怒らず常日頃から対話を心掛け、定期的にネットの利用状況等を確認し話し合う場を作ることが大事。子どもがネットを楽しく活用できるようにサポートしてあげましょう!
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