Windows Hello
皆さんはパソコン電源を入れたときログインパスワードを設定していますか?設定されていれば起動する度にパスワード入力を求められ煩わしさを感じることがありませんか。
今月はWindows10に搭載されている、生体認証機能「Windows Hello」についてご紹介します。
Windows Helloとは
「Windows Hello」とは、Windows 10に搭載されている機能で、指紋認証または顔認証を使って、パスワードを入力せずにWindowsにサインインできる認証機能です。指紋認証または顔認証を使用するには、お使いの機種が、それぞれの機能に対応している必要があります。
利点としては、複雑なパスワードの管理をする必要がなくなり、パスワードを入力する手間を省くこともできます。そのほかにも、パスワードのように悪意のある第三者に盗み取られる危険性もないため、より安全に運用できる、というメリットがあります。
具体的には、パソコンを起動する際にカメラのほうを見るだけ、または指紋認証機器に指をタッチするだけで起動することが可能になり、Windowsストアでの買い物の際にも顔または指認証で買い物をする、というような使い方ができるようになります。
Windows Helloに必要なもの
Windows Helloの顔認証を使用するには対応したカメラ、または指紋認証には対応した指紋センサーが必要です。もともと指紋認証センサーが付いているパソコンなら大抵はそのままで使えますが、ノートパソコンのモニター上部にもともと付いているWebカメラでは多くの場合、認証できず、Windows hello対応のカメラが別途必要になります。
価格は指紋センサーで2~5,000円程度、顔認証対応カメラで10,000円前後。設定はとても簡単です。認証制度を高めるため、複数の指やメガネを外した顔・アングルを変えた顔も登録しておくといいでしょう。
Windows Helloの精度と未来
肝心の精度については使用するセンサーやカメラの精度によりますが、最新の製品を使用すれば1秒もかからずあっという間に認証が完了しログインできます。PINコードもパスワードも不要。認証の度に煩わしさを感じることはもうなくなります。
しかし、認識精度が高くてセキュリティ面がしっかりしているとはいえ、ネットバンキングやクレジットカード決済、ネットショッピングなどほかの認証でも実用的に使えるようになるにはもうしばらく時間がかかりそうです。
まとめ
私は下記の顔認証用カメラを実際に利用していますが、パソコン起動時に1秒かからず一瞬で認識しパスワードなしでログインでき、きわめて快適です!
今日の増え続けるパスワード認証では限界が見えています。管理面やセキュリティ対策を鑑みてもこの生体認証がデファクトスタンダードになっていくしょう。1日も早くさまざまなWebサービスで利用できるよう願うばかりです。
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