高齢者とAIスピーカー

高齢者とAIスピーカー 02.ハードウェア関連

高齢者とAIスピーカー

「離れて暮らす両親になかなか会えない。電話はするけれど顔を見て話をしたい。
孫の顔を見せたい」とコロナ渦の今、お悩みの方いらっしゃいませんか。
今月は、高齢者の生活を様々な場面で支援する「AIスピーカー」についてご紹介します。

 

AIスピーカーとは?

 

AI=人工知能を有する声で操作する対話型のスピーカーです。キーボードやマウス、画面へのタッチ操作など不要で、「今日のニュースを読んで」や「〇×さんに電話をかけて」など声だけで操作できるので高齢者の方でも不自由なく使えます。
話しかけることで様々なアクション、例えば「今日の日経株価は?」など気になることの調べもの、天気予報、音楽や動画の再生、家電の操作、ちょっとした雑談まで多岐にわたります。
言葉の認識率も日常的な言葉であればほぼ問題なく認識します。
価格はスピーカータイプなら数千円、はがきサイズ程度のスクリーン付きは1万円程度からでそれほど高価なものではありません。
ただしネット回線が必須なので、設置していなければ別途、wifiモバイル・ルーターの契約(月々4~5千円)が必要になります。

 

AIスピーカーでできること

 

まずおススメしたいのが「電話機能」。受話器を持つことも、ダイヤルする必要もなく、「〇×に電話をかけて」と声で指示すれば相手に電話をかけてくれます。
この場合、相手側も同様のAIスピーカーまたは専用のスマホアプリが必要ですが、使用料や通話料は一切かかりません。スクリーン付きであればテレビ電話となり、コロナ渦でなかなか遭えない中、遠方に暮らすご両親とお互いの顔を見ながら会話ができます。
プライバシーに関わりますが、カメラ付きのため見守りカメラとしても使えます。
他にもラジオや音楽が聞け、天気予報・ニュースの確認、写真の共有やスライドショー、しりとりやなぞなぞ、脳トレクイズなどなど。
数えきれないほど「できること」はあり、その数=スキルは日々増えています。

 

遠方で暮らす両親に贈る場合

 

届いてすぐに使えるよう、初期設定をしてから送ってあげましょう。
初期設定はスマホに専用アプリを入れて行います。
お届け先にすでにwifi環境があればその接続IDとパスワードを事前に設定しておき、wifi環境がなければモバイル・ルーターを用意して予めその設定をして送ってあげましょう。
そうすればデジタル機器に疎い高齢の方でも届いてすぐコンセントに差すだけで使うことができます。


まとめ

 

「AIスピーカーなんて、そんなハイテクなもの、うちの両親に使えるわけがない」などと決めつけず敬遠せず、初期設定さえしておけばあとは声だけで操作ができるので高齢者の方でも無理なく使い始めることができます。
声の操作で電気やテレビをつけたり料理のレシピを調べたり、AI スピーカーには実に様々な機能がありますが、まずはテレビ電話機能だけでもご両親と共に使い始めてみてはいかがでしょうか。

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