M.2 SSD

M.2 SSD 02.ハードウェア関連

パソコンのOSやデータを記憶・保存するのはハードディスク(HDD)が主流でしたが、近年はHDD に代わって高速なSSD がHDD と変わぬほどの価格になり普及しています。
さらにそのSSDの中でも最近使われ始めているのがM.2 SSDと呼ばれるものです。
今月はSSDよりも数倍~数十倍速い「M.2 SSD」についてご紹介します。

M.2 SSDとは?

M.2は接続端子の規格名称で「エムドットツー」と読み、「M.2規格端子のSSD」を「M.2 SSD」と呼びます。 
M.2 SSD は、従来の2.5インチSSD よりも、さらにコンパクトなのが特長です。
M.2は板状で幅は約22ミリ厚さ3ミリ程度ととても小さいものです。
最大のメリットはそのデータ転送速度の速さです。
PCIe(NVMe)接続を採用したM.2 SSD の最大転送速度は、理論上40Gbpsと非常に高速です。
実際の速度はおおよそになりますが、HDDを1とするとこれまでのSSD は10~30倍速く、M.2 SSDはさらにその3~10倍以上の速さです。
普通のSSDでも十分に速く快適なのでM.2 SSDに変えてもそれほど違いは感じないかも、ですが明らかに速く快適になります。

M.2の規格の種類

M.2は新しい技術・規格なのでどんなパソコンでも取り付けられるわけではありません。
比較的新し目のパソコンにはM.2 SSDを取り付けるコネクタを有していますが、古いパソコンにはありません。
いま現在一番ポピュラーなM.2 SSDの規格は幅22ミリ、長さ80ミリ、コネクタはM Key、〝NVMe接続〟(PCIe 4.0)のものが主流です。
パソコンによっては速度が遅い〝SATA接続〟しか取り付けできないものもあり、M.2 SSD選びには細心の注意が必要です。
容量は128GB~2TBまでさまざま、価格は500GBで5,000~10,000円くらいです。


M.2 SSDの注意点

M.2 SSDはサイズが小さいわりにとても高速な反面、それだけ熱を発しますので発熱対策が必須になります。
高温のまま使い続けると、ある温度から急激にパソコンの処理速度が低下します。
発熱対策として簡単なのは「ヒートシンク」を付ける方法があります。
ノートパソコンの場合は薄い銅製のヒートシンクを、デスクトップの場合はスペースに余裕があればヒダ状のフィンが多くあるヒートシンクを付けると効果があります。


まとめ

普通のSSDでも十分に速く、熱対策が面倒なM.2SSDに変える必要はないと考えていましたが、パソコンを新調する際にM.2 SSDにしてみました。
結果、その速度に十二分に満足しています。
十数秒で起動し動きもサクサクと非常に軽快、ストレスを全く感じません。 M.2 SSDはパソコン速度を速くしたいと求めるユーザーにとっては大変魅力あるパーツです。
ただし、マザーボードによって対応できるコネクタなどに違いがあるので注意が必要。
もし不安な場合は有料になりますが私のほうでお手伝い致します。 お気軽にご連絡ください!


●シリコンパワー SSD 512GB M.2 2280 https://amzn.to/3vb3tV8
●M.2 ヒートシンク合金アルミニウム https://amzn.to/3Vn9xnY

コメント